Amazon EC2の解説と、利用の際の注意点
リッテルの藤井です。
今日は前回ご紹介したAWSの主要サービスである、
Amazon EC2について解説します。
あわせて、Amazon EC2の利用に際しての注意点もご紹介します。
Amazon EC2は、今流行のクラウドサービスです。
クラウドサービスとは、ハードウェアやソフトウェアなどをサービスとして提供する、
XaaSをいいます。ここでXaaSはX as a Serviceの略であり、
Xはソフトウェア、プラットフォーム、ハードウェア、インフラストラクチャを意味します。
ただし、クラウドサービスとXaaSが同じものであるというのは、ひとつの解釈に過ぎません。
Amazon EC2はXaaSの中でも、特にハードウェア(あるいはハードウェア抽象化層:HAL)を
サービスとして提供するHaaS(Hardware as a Service)です。この点で、
プラットフォームをサービスとして提供する(PaaSである)Google App Engineや、
同じくPaaSであるWindows Azureとは異なります。
また、EC2はPaaSではないものの、あらかじめセットアップ済みの仮想マシン
(AMI = Amazon Machine Image)を利用することもできます。
ただし、AMIの利用に関してはAmazonのサポートを受けることができません。
AMIは誰でも作ることができ、サード パーティが作ったものが数多く公開されています。
OSとしてWindows Server 2003/2008、Linux(Red Hat、Fedora、Ubuntu)、
OpenSolarisなどの幅広い選択肢の中から選ぶことができ、設定も自由に行えます。
ただし、見落としがちな注意点として、
利用可能なAMIはインスタンスのCPUアーキテクチャ(32ビット/64ビット)
によって制限されるという点が挙げられます。
Small InstanceとHigh-CPU Medium Instanceは32ビットアーキテクチャのAMIのみが利用可能で、
それ以外のインスタンスは64ビットアーキテクチャのAMIのみが利用可能です。
CPUアーキテクチャについては十分に注意しておく必要があります。
「最初は小さく始めたいから、Small Instanceを使おう。
Small Instanceでは性能が不十分になったらLarge Instanceに変えよう。」
という場合には、CPUアーキテクチャの異なるAMIをあらたに用意しなければなりません。
これに比べて、どちらも64ビットアーキテクチャである
Large InstanceからExtra-Large Instanceへの移行はそれほど手間がかかりません。
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